「誰もが共に暮らすための障害者の権利の擁護等に関する条例」通称、ノーマライゼーション条例は、1年にわたる準備を経て、議員提案ではなく通常議案として、2011年2月定例会に上程され、3月4日可決成立しました。
この条例の制定にあたって、学識経験者などによる「条例検討専門委員会」、市内のほぼすべての障害者団体の代表による「100人委員会」が作られ、1年にわたって活発な議論がおこなわれました。それらの意見集約の上に議案が作られました。

これは「われわれのことを我々抜きで勝手に決めるな!(Nothing about us without us!)」という障害者権利条約の精神に基づいた画期的なものでした。

あれから、7年。条例は市政にどれほど根付いたのでしょうか。

国連・障害者権利委員会では、2014年に批准した障害者権利条約に基づいて日本が2016年に提出した「政府報告」を受けて、障害者権利条約の実施状況についての日本の審査を2020年に実施する見込みとなっています。折しも、障害者団体によって、障害者側からみた政策評価がパラレルレポートとして国連・障害者権利委員会に提出されようとしている時でもあります。
バリアフリー調査を再び始めることにしました。

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ニューシャトル その2

吉野原駅に着くと、駅員さんが待っていてくれて、下車。わたり板はなし。お話を聞きました。
・エレベーターの設置計画はある。いつできるかはわからない
・エレベーターが設置されていないのは、大宮駅(ニューシャトル駅での単独設置の必要性がない)を除いて、吉野原、志久、伊那中央駅
・階段昇降機は使っていない
・事前に問い合わせてもらえるとありがたい
・実際上、乗り降りはエレベーター設置駅でお願いしている
・エレベーター未設置駅には車椅子用わたり板も置いていない

ということでした。
★カーブしている駅などでホームと電車の乗降口の間の隙間が大きいところもあるので一概には言えないけれど、ニューシャトルの場合、段差が10センチ以内に収まっている。もう少し段差が小さければ介助の必要性も減るのに。
★電車側に隙間を減らすタラップが自動的に出てくる仕組みとかあるといいなぁ。高齢化社会になるのに、このままだと転落事故が増えるのでは?
★電動車椅子が乗れない飛行機、16両編成中2席分しか車椅子専用スペースがなく、しかも幅が狭く通路側に車椅子がはみ出てしまい、車内販売のカートが通れない新幹線。音声のみの情報保障。ガヤガヤしてるところでは聞き取れません。交通バリアはまだまだあります。2020パラリンピックがあるというのに、どうするんだろ。

お話をうかがって、帰ろうとすると。吉野原駅は複線区間なので、帰りはのぼり線ホームに行かなければなりません。エレベーターないし、昇降機もない。ここから帰ることは無理なので、エレベーター設置駅まで行くか、単線ホーム駅まで行くかして乗り換えるしかありません。4つ先の単線区間の志久駅まで行けばホームが一つなので、降りたホームの反対側から上りに乗ることができます。ここは、道中の長い志久駅まで行くことを選択。ちょっとした旅行気分に浸ってきました。
志久駅の駅員さんから東宮原駅に連絡していただき、無事東宮原駅に到着。
ご協力ありがとうございました。

後日、さいたま市の都市局交通政策課に吉野原駅のエレベーター設置計画について聞きました。
・今年度中に両隣の駅、東宮原と原市を含め乗降客調査をする。
・その結果を踏まえて来年度国交省と昇降設備について検討。駅のすぐ脇を16号国道も走っており、エレベーター設置はかなり厳しいとのこと。それまでの対応としては事前に吉野原駅に連絡をすれば、丸山駅にある階段昇降車を持ってくるとのことでした。乗降調査の結果が出たらまた報告を受けます。

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