トップ  >  吉田一郎議員の差別発言に対する見解について

2018年10月19日、心身障害者医療費支給条例の一部改正案の審議中、議案への賛成討論の際、吉田一郎議員がおこなった発言に対して、でんだの所属会派である立憲・国民・無所属の会さいたま市議団より声明が出されました。 全文を掲載します。

 

吉田一郎議員の差別発言に対する見解

 

吉田一郎議員は9月定例会最終日の10月19日、心身障害者医療費支給条例の一部改正案に対する討論の際、所得制限導入を設ける内容に賛意を示したうえで、自らを「プロレタリアートの代表」とした一方で、わたしたち立憲・国民・無所属の会所属議員である傳田ひろみ議員の方向を向き手で示し、「ここにも年収1354万5000円の車いすの方がいる。ブルジョア障害者」などと発言した。言うまでもなく、議員報酬は年齢や期数に変わりはなく、平等である。

市民の負託を受けて当選した議員は、全員同じ立場にあり同じ責任も有する。その同僚議員の例示する必要のない個人属性をあえて例示し差別的に表現することは、当該議員の人権を無視するのみならず、差別を助長し、議会全体の品位をも著しく低下させる行為であると言わざるを得ない。

過去においても吉田議員は、市職員に対し「首つって死ね」などの暴言を発したことで、社会的批判をあびて懲罰に課せられ、加えて議員辞職勧告決議も可決されるなど議会からも強く批判されたが、全く反省の姿勢がみられないことは大変残念である。

今回の件について、わたしたちの会派では吉田一郎議員に対して直接厳しい抗議を行ったが、あらためて吉田議員の差別発言は絶対に容認することはできないことをここに明確に宣言するものである。

 

2018年10月
立憲・国民・無所属の会さいたま市議団

団長 高柳 俊哉

 

でんだコラム

 省庁の障害者雇用水増し事件について検証委員会結果が公表された。来年度までに4000人の障害者を雇用するという。しかし、なぜこのような水増しが行われたかについては明らかにされなかった。根本的な原因がわからなければまた水増しは繰り返されるのではと危惧している。

 そもそも長い歴史の中で障害者が働くということは全く想定外にされてきた。そうした社会の中で働けない障害者のために様々な福祉制度も生まれてきたのだろう。

 福祉と労働はリンクしていない。お金の発生する行為には福祉制度は使えない。だから在宅で働く人は重度訪問介護は使えないし、障害者枠での採用も自力通勤、介助者なしなどという条件がつけられてしまう。こうした仕組みを改めず何をもって4000人も雇用するというのだろう。

 議会最終日、私に対するブルジョア障害者という発言があった。メディアにも取り上げられたが、ブルジョアという言葉だけが一人歩きしてしまい、矮小化されてしまったことは残念である。議員歳費は同額なのになぜ私だけブルジョアなのか。ブルジョアと言われたことに対して不快な思いをしたのではない。その言葉の根底にある彼の意識について問いたいのである。

 

《本と雑誌のニュースサイト/リテラ》編集部がこの問題の本質を鋭く突いています。以下にリンクしておきます。

 

サンド伊達「ブルジョア障害者は差別用語じゃない」はなぜ間違っているのか? 「新しいレイシズム」は差別じゃないフリを装う

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